内容的な話はネタバレになるので書きませんが、以前同監督&制作陣の沖縄映画【涙そうそう】が、(風景以外)あまりにも酷いw映画だったので、この映画も『ぶっちゃけ、期待してなかった』のです。
10年というスパンを144分で表現するだけに、時折何の脈略もなく(説明不足?)急展開させる部分があって仕方がないのかな?とは思いつつも、『涙〜』に比べたら良くできてた映画でした。
多分制作陣も、『絵作り』には相当気を遣ったんでしょう、白糠界隈や浜中界隈の風景はとても良く表現されてました。
主人公の二人がデート&再会する霧多布の湯沸岬(霧多布岬)の灯台のシーンはすごくキレイに撮れてました。
予告編でも一瞬出てますが、作中の所々に列車(キハ40)が登場してます。
まずはこんな感じで、尺別の丘から撮影したキハ40の2連が登場

最初の部分で、二人が乗る列車が『鹿をはねる』というアクシデントに見舞われるのですが、復旧作業を俯瞰で撮影していて、車両の足下に『鹿の死体』が転がってたんですが、あれはCGなのかな〜?
ちなみにこの撮影は、浜中町付近のJR花咲線にキハ40を持ち込んで撮影したようです。
その後、主人公二人が軽トラで暴走wするシーンがあるのですが、ここは釧路空港すぐ南側を走る広域農道での撮影。

画像正面の丘のむこうがわから走ってきます。
興味ある方は探してみてください。
駅でのシーンもたくさん出てきてました。
白糠駅・尺別駅・西庶路駅・茶内駅の4つ。
茶内駅はホーム部分だけですが、それ以外の3駅は一目でそれと分かるシーンになってます。
この辺は近所なんで、後日それっぽく撮影してこようかと思います。
茶内駅を発車する列車のホイッスルが、実際とは違うのが唯一残念なとこでした。
てか、発車するときホイッスル鳴らさないんですがね(^_^;)
タイフォンとも違う音色だったような気がします。後から被せたのかな?

紗枝(ガッキー)の家は、尺別駅近くにあるんですが、家主が何を考えたのか、現在は線路側の壁(映画では出てきません)に、「ハナミズキ・ロケ地」となぐり書きされてます…。
ちなみに写真にあるような庭のハナミズキは、TBSのお祭りに持って行かれてしまったようです。
あと、郵便ポストも撮影時から塗り替えられてて、写真のようにはなってない模様。

物語終盤、もう一度尺別湿原を行くキハ40が出てくるのですが、こちらは単行でした。
前半部分と同様、何故かこのシーンにはバックに『タンチョウの鳴き声』のSEが入っていてよく分かりませんでしたw
物語では、キハ40しか登場しないのですが、唯一エンドロールの中のフラッシュバックで、上記場所からスーパーおおぞらが夕暮れの中を走ってくるシーンが絡まさってました。

撮影時(多分昨年秋)から推測するに、スーパーおおぞら5号と思われます。
ちなみに、この画像もスーパーおおぞら5号です。(撮影は昨年の9月下旬ですが)
そんなわけで、道東の美しい景色といっぱい登場するJR北海道色のキハ40が大スクリーンで観れるので、テツな方も是非ご覧ください!
JR北海道釧路支社でも、JR関連のロケ地紹介のページを開設してます。
http://www.jrkushiro.jp/location.html