とはいっても、常に一眼レフを持ち歩いているわけではないので、スナップ&メモ代わりに持ち歩いているコンデジのPowerShot S95で『冬の湿原号』を撮影してみました。
とはいいつつ、一昨年秋にiPhone4を購入してから、めっきりメモ撮影から遠ざかっていて、今では旅先でしかまともに使ってないのですが…。
普段はJPEGの撮って出しでしか使用しないのですが、購入して初めて『RAW撮影』してみました(笑)
コンデジの中では画質が良いとされるハイエンドカテゴリに入るS95ですが、やはりレンズ性能には限界があるのか、手前の氷に反射する光に色収差が出てました。
現像はキヤノンの付属ソフトではなく、PhotoshopのCamera RAWで行ってその辺の補正をしています。
SL冬の湿原号(C11-171) 根室本線 釧路-東釧路

Canon PowerShot S95
7.5mm(35mm 換算:35mm)1/1000 f7.1 ISO80 -0.3EV WB:5560K
それでも、コンパクトカメラでここまで撮影できれば申し分ないですね。
それから数週間後、タラコ色キハ40の運行予報(→こちら)を見たら、久しぶりに釧網本線に国鉄色が入るのを確認。
昨年から時たま前日の摩周行き最終列車に充当され、翌日の一番列車で釧路に戻るという運用があったのですが、週末に絡むことがほとんどありませんでした。
今回1758号機が土曜日にその運用に入るのを確認。
めったにない機会なので夜明け前に自宅を出発して【二本松】へ撮影に行くことにしました。
冬期間の昼間は『冬の湿原号』の撮影地として人々が多く訪れるこの場所も、夜明け時はシカの大群しかいません(笑)
それでも、ここから見る朝日は一見の価値があります。
前方に拡がる塘路湖の向こう側の稜線から昇ってる太陽はとてもキレイです。
しかし、気温は-20℃なのでそれなりの防寒をしていないとかなり厳しいです。
特に指先や顔面は地元民でもキツイですね(^_^;)
さて、この『二本松』。かなり枝が伸びてきていて、アングルがかなり制限されます。
とりあえず、塘路駅側(南側)にあるサイド気味の場所でタラコを狙ってみます。
こちらは定番ポイントよりは若干開けてますが、それでも3名くらいが限界でしょうね。
キハ40-1758(4721D)釧網本線 茅沼-塘路

Nikon D300S AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)
200mm(35mm 換算:300mm)1/400 f5.6 ISO400 WB:晴天日陰
ちょうど朝日が昇ってきた直後で、まぁあまり光線が当たらない感じでした。あと半月くらい過ぎる(3月頭くらい)と『ドンピシャ』かもしれません。
シカが線路際にいたので吹かすのが遅く、国道近くに入ってからで強引に手持ちでスタンバイしていたD90で追いましたがイマイチでしたね(^_^;)

Nikon D90 AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)
200mm(35mm 換算:300mm)1/100 f5.6 ISO200 WB:晴天日陰
この4721Dは塘路駅で釧路発一番列車(4726D)と交換します。
タラコの仕上がりがイマイチだったので、定番ポイントに移動しました。
こちらはもう脚立でもない限りは1名が限界な程枝が伸びていました。
あと2年もすると撮影は困難になるでしょうね。
さて、上り4726Dが来るのは時間差にして10分弱なのですが朝日はこちらに合った感じでした。
この時間帯の列車は何度か撮影しているのですが、この日はキハ54の2両編成でした。
キハ54(4726D)釧網本線 塘路-茅沼

Nikon D300S AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)
200mm(35mm 換算:300mm)1/400 f6.3 ISO400 WB:晴天日陰
こうしてみると、逆パターンで撮った方が良かったような…。
それでも、朝日が排ガスを光らせてくれたのでそこそこの出来ではあるのですが…。
何度か通いたいな〜と思いつつも、いつもシーズン中1回くらいしか行ってないんですよね…(^_^;)
排ガスが見えるのは-20℃近くまで下がった時くらいなので、3月に入ると厳しいかな?と。
まだまだ課題が残る所ですね。
そうそう、お遊びでビデオも撮影したのでそちらも良かったらご覧下さい。
タラコとシカの接近遭遇も見られますよ。

バナーをポチっとお願いします