19年ぶりに復活運転される
客車急行の『まりも』の本番を迎えた7月21日。目覚ましを2時半に設定して起床。
家族を起こさないように物音に注意しながら家を出ました。
流石にまだ暗闇。
ただ釧路空港近くを通る辺りで東の空が少し茜色に染まっていて天気はとりあえず大丈夫そう。
白糠を過ぎたあたりでバックミラー越しにその茜色が大きくなってきました。
念のため音別の火葬場に行ってみたら、既にクルマが5台ほど(笑)
霧はかかっていないので、ここで大丈夫かと思い三脚を持って丘に上がりました。
先客達は1段高い山の頂上でスタンバイしていました。
僕は、その後の
「追っかけ」も考慮し(山の頂上だと撤収に若干時間がかかる)、中段のエリアへ。ここはまだ誰もいませんでした。
すっかり夜が明けてきましたが空は曇り。
まぁでも霧はもう大丈夫でしょう。
…というわけで、
前日セットした『上厚内』の三脚を撤収しにクルマを走らせました。
上厚内の跨線橋は到着した4時過ぎの時点で3名しかおらず、1名知人がいたので自分が押さえていた場所を譲り尺別へトンボ帰り。
火葬場に戻りカメラバッグを取り出していたら、数台クルマが入ってきました。
結局列車が来る頃は
『尺別の丘』に20名程になりました。
後で聞くと、
『上厚内組』も何とか追いついて火葬場そばの一番低い場所から撮影することが出来たようです。
この場所で撮影するのは大人になってからなので、
客車時代の『まりも』を撮影したことがありませんでした。そんなわけで、尺別駅の向こう側から林を抜けて
『まりも』がやってきた時は結構感激しました(笑)
急行『まりも』(9619レ)根室本線 尺別-音別

Nikon D300S AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)
200mm(35mm 換算:300mm)1/500 f4 ISO500 WB:雲天
三脚の雲台をフリーにしていたので、海を入れたカットも撮影成功
Nikon D300S AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)
200mm(35mm 換算:300mm)1/500 f4 ISO500 WB:雲天すぐさま撤収開始。脚の伸びたままの三脚を手に小走りしながら収納するという荒技で丘を降りました(笑)
列車は音別で7分程停車するので時間的には若干余裕あったのですが、とりあえず急ぎました。
白糠へ戻る途中、
『馬主来沼』を見下ろす海側の丘にも5〜6名の人影が見えました。
俯瞰撮影が成功したので、次は編成写真を撮るのに東庶路信号場と大楽毛駅の間にある国道38号の跨線橋に来ました。
こちらも既に3名程来ていて、歩道から法面の中に入ってセッティング。
列車通過直前、撮りテツ仲間のT君やFacebookでは繋がっているけど初対面のY氏と会いました。
急行『まりも』(9619レ)根室本線 東庶路(信)-大楽毛

Nikon D300S AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)
110mm(35mm 換算:165mm)1/640 f4 ISO400 WB:雲天他の方々は(多分)釧路駅へ向かったようですが、ここで今日の撮影を終了する僕とT君でしばらく立ち話して帰路に着きました。
7時前に自宅に戻ってすぐに撮影したRAWデータを現像。
東庶路の画像を
『鉄道ファン』誌のニュースに投稿して、この日行われる
『釧路運輸車輌所一般公開』のNゲージ運転会の準備で家を出ました。(←こちらの詳細はまた後日)
翌日曜日は、まず
星が浦の道々跨線橋で撮影するため9時過ぎに現地に赴きました。
流石に誰もいませんでしたが、時間が迫るにつれて何人かやってきました。
前日、上厚内で会ったS君が来たので、構図を確認しながらしばし談笑。
今回は、D300Sのメイン機で新富士側を一脚撮影。
すぐさま大楽毛側の後追いの為に、三脚に固定したサブ機のD90で客車を撮影する作戦です。
天気は昨日とはうって変わって快晴。
新富士側は若干逆光気味ですが、気にするほどでもない感じでした。
急行『まりも』(9604レ)根室本線 新富士-新大楽毛

Nikon D300S AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)
95mm(35mm 換算:142mm)1/800 f8 ISO200 WB:5560K撮影後、カメラをバッグに載せてすぐさま反対側へダッシュ(^_^;)
後ろ姿も上手く収めることができました。
Nikon D90 AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)
170mm(35mm 換算:255mm)1/640 f8 ISO200 WB:5560K最後尾のオハネフ25には
『まりも』の幕が入っていないのか、
テールマークのステッカーが外から貼り付けているような感じで、色が薄くイマイチでした。
因みにDD51に取り付けられていたヘッドマークも、現役当時の大径のものではなく、
『北斗星』などの現行サイズにステッカー形式で作成されていたようです。
上り
『まりも』は大楽毛や東庶路などでそこそこの停車をするので、余裕を持って白糠を通過しました。
お手軽と思える馬主来先の跨線橋には10数名のカメラマンが道路脇の路側帯に集結していました。
そこから海岸線の砂利道を進むと、
いるわいるわのカメラマン(笑)
このエリアは線路脇が道路で障害物がほとんどないのと、ちょうど車輌側面に光が当たるので編成写真を撮るには良い場所なのでしょう。
先日、
目星を付けた『丘』に行くと、30名程の大撮影部隊が丘の中腹から頂上にかけて集結していました。
知ってる顔もちらほら…(笑)
当初草刈りした
『お立ち台』は、懸念された通り先に来てた方々の構図に被る状況だったので、笹藪に隠れるように前方の1段低い場所を草刈りしてセッティングしました。
列車は5分程遅れてやってきました。
急行『まりも』(9604レ)根室本線 古瀬-音別

Nikon D300S SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO
40mm(35mm 換算:60mm)1/1600 f5.6 ISO200 WB:5560K車体が若干影になってしまいましたが、想定していた通りの撮影が出来たのでまずまずです。
後方の丘の方々は続々と
追っかけするべく蜘蛛の子散らすようにいなくなってしまいました(笑)
僕はここで終了なので、続行でくる
『Sおおぞら8号』を撮るべく、若干白糠方向に移動。
Sおおぞら8号(4008D)根室本線 古瀬-音別

Nikon D300S AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)
82mm(35mm 換算:123mm)1/2000 f5.6 ISO200 WB:5560K最近、スーパーおおぞらを至近距離で撮影することなかったので緊張しました。この辺は結構な速度で通過するので。
天気にも恵まれて、良い環境の中で撮影することができましたが、出来るならまた来年も走らせて欲しいものです。
最後にカメラと共に撮影した走行映像をどうぞ。
カメラのシャッター音がうるさいですが…(^_^;)
急行まりも映像集
SONY HDR-SR11
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