初日の1月19日は、仕事上の用件が午前中、夕方と入っていて出動することができず(^_^;)、2日目の20日に撮影に繰り出しました。
今年は例年にも増して撮影モチベーションが上がらず、一眼レフで撮影するのは昨年10月の『紅葉ノロッコ号』以来です(前回エントリのNREはコンデジ撮影だったので…)
今シーズンの運転は、C11-207が車輪(動輪!?)に不具合が出たということで、3月いっぱいまで苗穂工場に入院ということになり、C11-171のみの運転になりました。当初は数年ぶりに川湯延長での重連運転がアナウンスされていただけに残念な結果になりました。
2月からは毎日運行されるので171号機だけでは運用できず、平日を中心に『DL冬の湿原号』としてDE15牽引による運行が始まる予定です。
SLファン(乗るほうも撮るほうも)的にはつまらないんでしょうけど、僕的には『今年だけの限定運用』ということで、楽しみにしています。
従来、湿原号では赤い専用塗装のDE15-2510が補機に充当されていましたが、少しでもトピックを!ということで、JR北海道釧路支社では、1両だけ残る原色のDE15-2526(2527号機は昨シーズンノロッコ塗色に変更されました)と、旭川車両所(C11を回送してきた)のDE15-1520の国鉄色2両体制で運行する計画を立ててくれました。
原色機が釧網本線の客車を定期で牽くのは、1986年頃の混合列車廃止以来(当時はDE10ですが)ではないでしょうか?
さて、20日は友人を誘って撮影に出かけました。
この日は逆向き運転で、往路が逆向き、復路が正向き運転ということで、当初は標茶町の乗馬クラブとの併走エリアで撮影しようと思ったのですが、時間もあったので川湯方面まで足を伸ばしてみました。
冷やかしがてら、『石山』踏切に行ったらクルマがほとんどいなく、警備にあたるJR保線マンさん達が所在なさげにしてました(笑)
聞くと、逆向きだからか誰も来ないとのこと。
その後、復路の煙が期待出来るであろう川湯駅そばの踏切に行ってみると、10数名の三脚が周辺に立ってました。(それでも例年に比べると全然少ない)撮影ポジションが取れないので、せっかくなので石山に戻りました。
通過1時間前にいたのはクルマ1台のみ…。
友人と二人で石山ポイントに行くことに。
今年はJRさんの計らいで、線路脇に除雪路が設置されていました。
例年は一番乗りの方がラッセルして道を作り、後続がその後を追ったりスノーシューで行ったりしていたのですが、しっかりと踏み固められて、ポイントまで従来の半分程度の時間で辿りつくことができました。
線路右側のお手軽ポイントは誰もいない貸切状態です(笑)
その後2名の方が来られて計4名だけのかぶりつきステージに(笑)
時折晴れ間も見えるのですが、風が強く雪が降ったり止んだりで30分程待機。
バック運転とはいえ、そこは『石山』モクモクと煙を出して登ってきました。
惜しむらくは、風で煙が横に流れてしまったことですが、こればっかりは『運』なので仕方ないですね。
C11-171 SL冬の湿原号 釧網本線 美留和-川湯温泉(石山)
Nikon D300S AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF) +Ai AF-I Teleconverter TC-14E
210mm(35mm 換算:315mm)1/800 f8 ISO200 WB:5560K
撮影後は手早く撤収。
復路は、先に目星を付けていた川湯温泉より2つ手前の踏切。
ここは冬期間道路が除雪されないこともあって、踏切自体が閉鎖されています。
国道から300m程の距離ですが、膝上まで積もった雪を友人とラッセルしながら辿りつきました(^_^;)
スノーシューも持って来なかったのを後悔しました…。
他に誰か来るかな?と思ってましたが、結局誰が来ることもなく2人だけで撮影。
友人はビデオ撮影だったので、踏切音が入らないということこで喜んでいました。
C11-171 SL冬の湿原号 釧網本線 川湯温泉-美留和
Nikon D300S AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)
200mm(35mm 換算:300mm)1/800 f5.6 +0.3EV ISO200 WB:6500K
このポイント付近から石山へ向けて上りに入るので煙もいっぱい出してくれました。
石山よりは風も収まって、いい感じに撮れましたね。
SLの場合、縦位置で煙を意識して撮影すると上にかなり余白を取って構図するんですが、風で流れたりすると散漫になってしまうのが難しいですね。
元の足跡を息を切らしながらクルマに戻り、一旦釧網線からは離れて、美留和から脇道に入り、ビラオスキー場跡を通り、道々鶴居弟子屈線で南下。(交通量がないので、国道経由よりも早く釧路方向に戻れます)
弟子屈を過ぎると晴れてきたので夕日が期待出来るとのことで、久著呂からコッタロ湿原展望台へ。
駐車場から展望台への階段(ほとんど雪の斜面)を登りセッティング。
いい感じに夕日が差し込めると期待しましたが、列車通過時は日が落ちてしまってイマイチでした…。
しかも絶気で煙もまったく無く…。
それでも、『裏シラルトロ湖』的な写真を撮影することができました。
C11-171 SL冬の湿原号 釧網本線 茅沼-塘路(コッタロ湿原展望台)
Nikon D300S AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)
200mm(35mm 換算:300mm)1/320 f4 ISO400 WB:9090K
二本松に消える直前でちょっとだけ『ギラリ』(までいってませんが…)
今週末も延長運転するので、再度アタックしてみようかなぁ?と思ったり(^_^;)
因みに20日の日没は16:18、翌週27日の日没は16:27と9分遅くなるので晴れれば期待出来そうです。
※日の出日の入りや、各時刻の光線状態を地図上で確認できるiPhoneアプリ『LightTrac』(\450)はオススメです。→https://itunes.apple.com/jp/app/lighttrac/id392892355?mt=8
最後にカメラの隣でビデオを回していたので、こちらもご覧下さい。

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