鉄道旅通の間では絶景車窓が期待できるといわれている、根室本線の釧路-根室(通称:花咲線)の区間の中で、前半のハイライトとも呼ばれる場所です。
湿原といえば釧網本線がメジャーではありますが、湿原のど真ん中を走るということでは、この別寒辺牛湿原のほうがダイナミックかもしれません。
この撮影ポイントは、なかなか発見しづらいという難所(笑)
自分もこの場所にたどり着くのに何回かを要しました。
厚岸市街地より国道44号を浜中方面に7km程進むと、左斜め前に『厚岸水鳥観察館』(茶色い木の建物)が見えてきます。
撮影場所はその少し手前の小山です。
線路と国道が最接近する場所が目印です。
付近は釣りのポイントでもあるので、他にクルマが停まっている可能性もありますが、道路脇に5台程駐車するスペースがあります。

山の上に小さな小屋(監察館の監視カメラ小屋です)があるのですが、かなり急傾斜の山です。
尾根の途中までは険しい感じで登らないといけないのですが、途中から小屋へ向かう小道が出てくるので、後半はかなり楽に登ることができます。
上り下り撮影することが可能で、光線状態は午前は下り方向(厚岸向き)が順光、上り方向(糸魚沢向き)が逆光で、午後はその逆です。
レンズは厚岸向きは中望遠以上、糸魚沢向きは300ミリ(35mm換算)以上がベターです。
【作例1】キハ54

Nikon D80 AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G
200mm(35mm換算:300mm)1/500 f8 ISO200 WB:晴天日陰
厚岸市街にはコンビニ他、大手ドラッグストア、ホームセンター等があります。
参考書籍
【北海道鉄道撮影地ガイドNAVI-59】 P144
【お立ち台通信 vol.3】 P54(拙者ガイド)