20数年ぶりに訪れました。(前回は特急あさまで峠を下りました)
長野新幹線が開通して峠区間が廃止され、旧横川駅・機関区構内に『碓氷峠鉄道文化むら』という博物施設が出来ました。
当時の記憶も曖昧ではあったんですが、その後バイクのツーリングで何度か通ったことがあってバスが横川駅に着く直前は何となく見かけた風景でした。
構内の前半部分は子供向け?の施設になっていてミニ列車が走ったりしています。
しかし、その奥には往年の碓氷峠を駆け抜けた189系あさまやEF63が。

この施設の良い所はなんといっても、車内・運転席に入ることができるということでしょうか?
屋外展示がほとんどなので、それなりにヤレてはいるんですがそれでもその割にはよく保存されていると思います。
189系の運転席に入れて感激(笑)
そばにある車庫にはEF63とEF62が鎮座。
『碓氷峠といえばロクサン』ってことなんでしょうが、個人的にはEF62。
この機関車が電気機関車の中では一番好きなんです。

通常F型の機関車は通常の2軸台車が3つ(B+B+B)付いてるんですが、EF62は近代電気機関車(EF60以降)で唯一の3軸台車×2(C+C)。
何故かこのスタイルに惚れていて、昨年夏に始めた鉄道模型でも最初に購入したのは『KATO EF62一次型』です。
車庫ということで、現役時代に数回見た時は遠目でしか見れなかった台車が目の前で見れたのは感激です。
保存されている旧線の一部は現在体験試乗ができるようになっていて、ちょうどテスト走行が行われていました。

単機ではありますがハタからEF63の動く姿を見るのは初めての経験(当時乗ったあさま車内からは見れないので)。
すかざず録音してしまいました(笑)
碓氷峠 鉄道文化むら EF63試走 [1.08MB]

奥のエリアは色々な機関車他の車輌が屋外展示されています。
とても全ては紹介できないのでほんの一部を。
EF63はやはり重連ということで、その状態で置かれています。
またDD51のトップナンバーが。
色がぶどう色だけじゃなく、顔つきやキャブ周りもほとんど量産型のDD51とは違います。もちろん実物見たのは初めて。

ロータリー除雪車は子供の頃にDD14を釧路機関区で見たことあったんですが、DD53は初めて。デカイ(笑)
そしてこちらは乗ったこともある非電化時代の八高線・川越線の主力だったキハ35です。
こちらはステンレスのリブが入ったタイプの900番台。
外開き(というのか…)の自動ドアが特徴ですね。
この施設は碓氷峠や高崎界隈に由来のある車輌だけじゃなく、国鉄時代の色々なものが展示されていました。
一つ目ライトのEF65-501。顔つきはEF60みたい。
旧型電気のEF59-1。デッキ式は青梅線などでEF15とかを何度か見たことがありますが、実物はやはり迫力ありますね。
子供の頃は古くさくて好きじゃありませんでしたが(笑)

常磐線で活躍したEF80やまさに『ゴハチブーム』を体験したEF58。
隣には関門トンネル専用機のステンレス車EF30なんてのも。
そんなに長時間いたわけではないのですが、じっくり堪能できました。
他にも鉄道模型や用品・部品の展示なんかも充実していて一日いても飽きずに楽しめるような場所でした。
暖かい季節に息子連れて来たいですね。
横川駅前には見覚えのある『おぎのや』の本店が。
今でこそ横川ならずとも上田駅あたりや高速道路SAなんかでも至る所で売られている『峠の釜めし』ですが、当時は本当に駅とここでしか売ってなかったんですよね。(後は駅弁フェアとか!?)
横川からの普通列車は湘南オリジナル色の115系。
やっぱこの色ですよね〜(笑)
信越本線148M 横川-西松井田 [5.37MB]


当初は高崎から普通列車のグリーンで帰ろうと思ったのですが、疲れもあったので特急券購入して『水上・草津4号』でひとっ飛び(でもないですが)することに。
185系もそろそろ引退が近づいてるんでしょうね。
テツ友は終着上野までの乗車ですが、僕は赤羽で下車。
友人を見送りつつ録音です(笑)
水上・草津4号(3004M) 赤羽発車シーン [1.45MB]

ここで今回のウィークエンドパスの旅は終了。
今回は距離はそうでもないですが、JRだけじゃなく長野電鉄などの私鉄を堪能できたので楽しい旅になりました。
さて、次の遠出はいつになるやら…。
【碓氷鉄道文化むら】の詳しい情報は公式サイトをご覧下さい。
http://www.usuitouge.com/bunkamura/

バナーをポチっとお願いします